埋れ草3 献茶

"わび"昭和17年1月号「献茶のこころ」より。

献茶といえば、知らない人からみると、茶会程度に考える人があるかもしれないが、もしそうなれば非道の極というべく、奉仕担当の私にしてみると、実に大きな心の仕事で、慎んで神前に奉仕、この一句につきる。

献茶なんて家元くらいしかしないお点前。
それだけに献茶を語るのは家元にしかできないが、家元が献茶について語るのはやはり珍しい。

献茶にはこうして厳粛な心構えが必要であるとともに、具体的の準備だって大変である。
新しくどこかに献茶奉仕が決定すると、まず第一に神前所用の御道具は一切新調せねばならぬ。
他所に用いたものは、どんなものでも使うことができない。

献茶の道具は神社ごとに新調が必要。でも毎回新品を使わねばならないというものでもないらしい。

どうやって新規の献茶奉仕は決まるのか?断らないのか?断るならどういう理由?メリットは?デメリットは?

なんかそういう事も読みたいんだけど…さすがにそれは無理か。