120本立ては120本か?

120本立ての茶筅の穂先は120本である。

本当か?

気になった。

数えてみた。

手元のぼろい120本立てを数えた。
すぐにどこまで数えたか判らなくなった。

紙マッチの如く折りとって、並べて数えてみる。

1本2本…ちょっとしたマッチ売りの少女気分。

1本折る度に「大商人になって楽の名品を手に入れる」「鉄道王になって買った茶壷を割る。」「男爵になって名物香炉を落札する。でもすぐ死ぬ」なんて夢が目の前をぽわわーんと…横切るわけもなくたんたんと茶筅は軸だけに。

本当に120本あった。機械で割ってるんだろうから当然と言えば当然だけど。

それはそれとして、茶筅の糸カガリしてある根本がなんか緑色だった。なんかやだなーせめて抹茶だといいなー。