2007-01-01から1年間の記事一覧

1月の展覧会

私的に気になる1月の展覧会。 東京 期間 タイトル 備考 三井記念美術館 -1/31 雪松図と近世絵画 如庵 五島美術館 -2/11 茶道具取合せ展 銀座松屋 -1/14 小堀遠州美の出会い展 益田屋 1/14 茶道具名匠展 添釜壷中庵 中部〜北陸 サンリツ服部美術館 -4/12 花入…

利休百首

利休百首って何なんだろう?山上宗二記や茶話指月集、南方録には研究書がいっぱいでている。利休百首の研究書はみたことがない。ハンドブックみたいな解説書はあるけれど。南方録は利休が書いたものではない、というのがいまや主流の意見。おかげで偽書とか…

壷月遠州流禅茶道

いろんな流派があるものだ。http://www.butsumodera.com/cgi-bin/butsumodera/sitemaker.cgi?mode=page&page=page3&category=0人に貴賎無し、なので貴人点も男女の点前差もなし。 道具に貴賎無し、なので拝見もなし。 修行中は菓子もなし。 薄茶主体で廻し飲…

寒椿

鶴屋吉信。餡を赤い焼皮で折り包み、中央に練り切り等の蕊を置いたもの。牛肉の中央に春菊を飾ったスキヤキ用の盛り付け*1、にしか見えない…。 *1:「鶴屋吉信 寒椿」でぐぐると結構写真出て来るので見てみて

神楽坂のお教室

こちらのブログを楽しく拝見している。http://ameblo.jp/seiwakai909/ http://ameblo.jp/seiwa99/他流派でも、四季折々の稽古の工夫見るだけで勉強になる。 写真の量が多いのでブラウザがめげる時があるが。神楽坂の裏千家の教室だとか。すぐ近くに東京道場…

姫椿

鶴屋吉信。白餡のういろう包み。ぽわんとピンクの菓子。でも全然甘くねー。びっくりだ。

正月の京都

大晦日近辺から正月三ヶ日は京都へ帰省。さて、せっかくの京都だから、なんか見るとこ無いかなー、と調べる。当然だが、調べても調べてもお休みである。承天閣美術館もお休みか。寺だろ、営業しろよー。京都冬の旅の特別公開はは12日からか。これでは意味無…

プチ茶事

妻を相手にプチ茶事をした。茶事は準備であれこれ考えるのが一番楽しい。妻を相手にしている以上、道具に凝ったりするのは無理がある。なのでせいぜい軸を書いたりする程度。あとは料理の方で表現だ。しかしながら、クリスマス、なんて行事昔は無い。論語も…

平成十九年度 聖前夜 会記

平成十九年度 聖前夜 会記 客 妻 掛物 自作 南蛮大黒天図 茶事献立 向付 烏賊の納豆合え 赤い花飾って 汁 麦味噌 メレンゲで泡雪に 煮物 大根/厚揚/蒟蒻の粕汁仕立て。鰹節、削昆布、金箔載せて 焼物 チキンロースト 箸洗 掬麸 昆布出汁 八寸 馬肉たたき 貝…

熊本放浪記2

所用あって熊本にいる。山鹿に行く。 行ったけど早く行きすぎた。 なーんも店やってない。がらーん。仕方無いので足湯で時間潰す。 潰れない。 お湯ぬるすぎて寒い。 仕方無く水を買ってお茶を点てる。謎のおじいさん襲来。お茶を所望されたので供する。野点…

熊本放浪記

所用あって熊本にいる。熊本は細川領だったわりには有名な窯もない。 茶道具美術館もない*1。 町歩いていても茶道具屋にぶつからない。 でも阿蘇には名水がたっぷり湧き出ている。白川水源は水底の砂地からぼこぼこ湧き出していてすごい。 かなりすっきり系…

寒椿

榮太樓總本鋪。練り切り手型もの。↓榮太樓のページより。 よよよ、と泣いている赤ら顔のひょっとこ、に見える。

うまい茶を点てる

お茶をうまく点てるのが難しい。昔は力任せにボコボコ泡立て、力を抜いて泡の肌理だけ細かくしてオッケー、で済ましていた。これはこれで、まぁ、まぁ、ちゃんと点つ。だが、これではイカンのだ。人前でお茶を点てるのに、力一杯長時間シェイクなザマを見ら…

小菊

深川伊勢屋。左右1輪ずつの小菊を表現したもの?白練り切りの中央に区切り線を入れ、左右の中央を窪ませ、赤い錦玉。どっちかというとうさぎ色のE.T.。

クッキングシート

自宅で茶を掃く時、シリコンコートのクッキングシートを使っている。クッキングシートにあらかじめ折り目をつけておく。 茶漉しでふるってクッキングシートで集める。 クッキングシートで茶器に抹茶を流し込む。便利よ。勉強にならないけど。練り切りを整形…

暴言ついで。楽の御当代の評価って、どうなんだろう。クレージーパターンの釉にちょいそげたフォルム。ちょっとメンフィス入った光悦って感じ?イタリア留学してるみたいだし、エットーレ・ソットサスとかとも同世代。あと「日本刀の魅力」という本に「光悦…

木枯し

築地ちとせ。羽二重餅の上に栗餡を小田巻で横に流したもの。平たく言うとモンブラン。味?餅モンブランかな。

きれいさび

当ブログは匿名をいいことに暴言吐きまくりです。卑怯だよね。てことで一言。「遠州流の御当代ってのセンスて微妙じゃね?あの宇宙な立礼卓とか銀の茶室とか、本当に格好いい?」家元さん、遠州流の御当代として、世に御自分の美意識を問うている、としか思…

雪化粧

金沢村上。鹿の子の上に白い錦玉を掛けたもの。いっつも思うのだがここの上生、南の島の水中で見掛ける生物っぽい。 #画像が変わったので削除(08/01)

楽焼とパラフィン

さて、お土産に買って来た神懸焼の楽茶碗だが、だめだこりゃ。 使おうとするとえらくパラフィン臭いのだ。最初なにかのワックスでも掛けてあるのかと思い、良く洗ったがまるでだめ。湯で溶かせる筈、と熱湯を入れ、一晩放置。 翌朝、なんと土見せに汚れの輪…

無門関

禅を学ぶ、というのは茶を学ぶより難しい、と思う。でもなーんもしないのも何なので、まずは無門関を読んでみる。…。フリーダムすぎるだろう、禅僧。趙州和尚の対応を見ていると即座に変なリアクションしとけば表層的に悟ってると判断されるような気がしてき…

仮想茶会潜入記

谷晃。一人のイモータルが桃山から大正まで生きて各種茶会に参加、その体験を語る、という不思議本。大変面白い設定なのにその設定が生きていない、というのが問題だと思う。まず第一に、一人の主観で時間を横断させるなら、茶会の変遷以前に、茶道の変遷も…

柴の雪

塩瀬。粗いきんとん上に細かいきんとん。侘びてると言えば侘びてる。小豆分が多いのか、なんだかうまい。 ↑塩瀬のページより。

小笠原流

大名茶の中に小笠原流があるという。調べた。小笠原礼法からの派生らしい。まず信州の豪族、小笠原氏が弓馬術教えているうちに礼法の先生にもなった、みたいな話が発端。小笠原家は先祖で2系統に分かれ、江戸時代に大名になった惣領家と、将軍家に礼法教えた…

ころ柿

翠江堂。餡を求肥で包み、全体に片栗粉、上の面に粉糖をのせて干柿を表現。求肥はうまいが片栗粉臭さが口に残る。氷餅や寒梅粉の方がおいしい気がする。

討ち入りと宗偏流

茶道をはじめるまで、忠臣蔵が茶道に縁のある話と思っていなかった。というかぶっちゃけ興味無かった。 乱心親父の切腹の敵討ちなんて逆恨み話をなんでみんな好きなんだろうと不思議に思ってた。うちの近所には猪出るし、ラストは「燃えよドラゴン」ばりのジ…

冬凪

榮太樓總本鋪。羊羹上に黄味餡乗せ焼き目。さらに羊羹巻き。ここのデザイン、レベル高い。

大名茶

大名茶、というのがあると聞く。 武家とかじゃなくて大名家が伝える流派。例えば平戸藩4代の松浦鎮信*1の鎮信流。ぐぐってみる。「文武は武家の二道にして、茶湯は文武両道の内の風流なり。さるによりて柔弱を嫌う。つよくしてうつくしきをよしとす」格好い…

柚子の香

塩瀬。ういろう包みなのだが、ういろう生地を作った事がないので難しいのかどうかとか見当つかず。 ↑塩瀬のページより

MOAの黄金の茶室

1月3日にMOA美術館の黄金の茶室でお茶を。http://www.moaart.or.jp/japanese/kinntha/話の種としては面白そう?でも抽選で2組か。当たりそうもないなぁ。黄金の茶室自体より、この茶室でどの流派がどんな感じでお点前するのかの方が気になる。…まさか裏手か…