2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

三陽菓子司。白練切をキャンバスに羊羹で枝を描き、梅の花を置いたもの。 それだと単純なので、白練切にワッフル地っぽい模様を付けたのが工夫か?

2月の展覧会

2月の展覧会。混むんだろうな静嘉堂。 東京 期間 タイトル 備考 三井記念美術館 2/9-4/6 三井家のおひなさま 茶道具有り 五島美術館 -2/11 茶道具取合せ展 静嘉堂文庫 2/9-3/23 茶碗の美 曜変 畠山記念館 -3/9 花によせる日本の心 ―梅・椿・桜を中心に 東京…

翠江堂。こし餡入り紅白ぼかしの練切を手型で五弁っぽく整形し、中心を箆でくぼませ、黄色いきんとんで蕊を作ったもの。

IRASSHAIMASE!

ようつべにある、外人が京都駅でお茶を点てる謎のビデオ。駅の構造物の影を町屋の格子の様に映すのが面白い。ここの人が作ったみたい。http://www.rowmuse.com/どの流派か判別できそうな映像はほとんどない。ふくさの身に付け方くらい?でも私にはこれだけで…

花すいせん

榮太樓總本鋪。榮太樓のページより↓ 華やかで可愛いがこうも寒いと春めいた菓子は時期尚早な気もしなくもない。鹿の子を練切の波板で巻いたもの。波板は表面積が大きいせいかかなり乾いていた。こういうタイプの菓子は保存に注意しないと、茶会で出す前にひ…

趣味悠々武者小路千家初釜4

点心で最終回。予想通り山口智子がモソモソ飯食ってました。それじゃぁもたないので前3回のリプレイも。ま、こんなもんでしょう。ところで前回の放送の後、2ちゃんねるのお茶関係のとこでは家元のラフな点前を『ヘタクソ』と批判する声もありました。でも理…

カテキンパワー

正月明け、夫婦で風邪を引いた。妻はこじらしたが、私は軽かった。妻と違い、私は毎日2杯は薄茶を飲む。お茶のおかげで軽かったのかもしれない、とかマジで思っている。なんとなく、お茶には薬効がある気はする。お茶の先生方って年齢聞くとゲゲっと思うほど…

千秋文庫 模写絵・茶道資料

佐竹家家伝の品を展示する千秋文庫。義宣さんと古田織部、ダチっぽいし、なんかおもろいものないか行ってみた。茶道資料…。 お茶のできるまで、を描いた紙芝居。 「一入の茶碗みたぜー」みたいな数寄日記。 江戸時代の茶碗の鑑定本。 せめて織部か石州との消…

ねじ梅

塩瀬。練り切り型押し。 ↓塩瀬のページより。

門前小僧未習斬猫

バカ墨跡「もんぜんのこぞうならわぬねこをきる」。南泉和尚は何を問われても答える代わりに猫を斬った。ある時、外の者から「この寺の和尚はどんな風に教えているか」を聞かれた小僧が、答える代わりに猫を斬って見せた。それを聞いた和尚は小僧を呼んで刀…

寒月

江戸風御菓子司長門。かまぼこを思い浮かべる。外側が赤く中は白い。赤い所を練り切りで黄色に。白い所を漆黒の黒糖羊羹に置き換えるとこの菓子になる。なんか鬼太郎かまぼこっぽい気もする。

暴飲暴食鮮矣仁

バカ墨跡「ぼういん ぼうしょく すくなし じん」。最近、食べ過ぎ。痩せないと、正座が辛いままなのだけれど。しかし千字文には「暴」の字の参考になるものがないなぁ。

紅梅餅

塩瀬。ういろう団子を窪ましてういろうで蕊をしぼりつけたもの。手抜き?でも実はこし餡を白餡でくるみ、ういろうの発色を良くするという細かい細工がされているのだった。↓塩瀬のページより

初雪

1月和菓子。緑と茶の練り切りを小田巻きで押し出し草地を表現。その上に薄く寒梅粉を蒔いたもの。

禅語不覚

バカ墨跡「ぜんごふかく」。私には禅語なんて判りません、覚えられません。くらくらします。くらいの意味。見ての通り字は下手です。でも練習場を作った時、なんか軸が無いと形にならないので書いたのでした。こんなしょーもないもんでも、あるとないとでは…

趣味悠々武者小路千家初釜3

ほほえましい親子を見て和む月曜の夜。変な正月飾り。歴代シノワ趣味を通して来た一族なんだろうか? 変な台子に変な炉縁。家元の趣味なんだろか?先祖がそう決めたからしかたないんだろうか?薄茶席に続く濃茶席。って、家元出て来たよ。薄茶席も家元だった…

三井記念美術館 国宝 雪松図と近世絵画

三井は茶道具と関係ない企画展の時も、展示の前半部分と、如庵のしつらえで茶道具展示をしてくれるのでうれしい。 でも、たまーに茶道具を全然置いてない時もある。そのへんはWebサイトで確認して行かないと痛い目に合う。 今回は「茶道具展示あり」。企画展…

茶禅一味

茶道の歴史では茶と禅を近づけようとする人が時折世に出て来て大きな影響を残していく。宗旦とか、立花実山とか、井伊直弼とか。彼らの主張は「今の世の茶の湯はまちがっちょる」である。これらの人が目立っている、ということは、彼らの主張はとっぴなので…

ときわ松

塩瀬。浮島と小倉羊羹。秋口の浮島の菓子に比べ、手がこんでいないし地味、というのはどうしてなんだろう?

禅語と墨跡

茶禅一味とか言うけど、茶人は本当に禅が好きなんだろうか?お茶を習っているからといって「趙州はなんで無と答えたりしたんだろう」とか考えている人なんてほとんどいないと思う。私も思ってないし。茶席に掛かる墨跡も「松無古今色」とか「清流無間断」と…

丹頂鶴

塩瀬。求肥餅を渦巻き上に窪ませ鶴首に見立て、焼き箸で嘴を表現。赤と茶の羊羹の雫で頭を形成。

日本の茶家

井口海仙、久田宗也、中村昌生、編。各流派の偉い人が、自流派を紹介した本。遠州流の説明には、遠州流五世政峯は養子を得て六世にしたことが書いてある。んで小堀遠州流の説明には、小堀遠州流六世政郷は嗣子なく死んだので、親戚の遠州流五世政峯から嫡子…

三陽菓子司。緑の練切りを洲浜型に手で捻り、上面に放射状の型を当てたもの。アウトラインのいい加減さが可愛い。中のこしあん練り切りの方が粘性高く、しょっぱめ。不思議食感。でもうまい。

青雲 新春用特別抹茶

一保堂の青雲。新春用特別抹茶が出ていた。 http://www.ippodo-tea.co.jp/topics/jp_index.html値段はちょい高いが、めちゃめちゃおいしい。たべものってのは倍の値段で倍おいしいわけではない。10倍の値段で10倍おいしいわけではない。これが普通なんだけど…

福寿草

塩瀬。練切型押し。所詮、型押し。

趣味悠々武者小路千家初釜2

第2回。薄茶。客が多いので薄茶→濃茶→点心、という手順は今一つ判らない。懐石でなく点心で、それも最後なのは広間で自由に食えってことだろう。ばんばん客が来るので家元の大寄せ風薄茶接待でがんがん挨拶し、濃茶は別の茶室で、それも複数の茶室でゆるりと…

井伊直弼の茶の湯

熊倉功夫、編。これは初心者が買う本じゃない。と思いました。茶湯一会集とか、井伊直弼資料集などの今入手困難なテキストを持っていて、読んでいる人向けの本。でもそんなの持ってねぇって。内容的には初心者向け?研究書。井伊直弼が何歳の時にどの書を書…

小堀遠州美の出会い展

すごい混雑。「三階かよ!」入場列は八階会場から階段を下り、大変な長さに。 というわけで、じっくりきっちりのんびり見るのは断念。順路を逆行できないし。まず、入口の小堀家正月飾りの大海茶入がどでかい。あれ、粗相して落すと茶碗は完全粉砕だな。小堀…

大日本茶道学会

茶道流派は宗教のアナロジーで考えやすい。利休、という殉教者かつ茶聖の権威をどう考えるか、が宗教的だからだろう。三千家はカトリックに。大名茶は英国教会に。元禄の世に、立花実山は南方録で利休への回帰を提唱した。こいつは宗教に例えるとマルチン・…

紅白梅

築地ちとせ。こし餡を白練切、紅練切のぼかしで包み、ヘラで押して白い部分を梅の形に見せたもの。冴えた技だ。 試しに自分でもヘラ押ししてみる。普通に押すと紅のままへこむだけだ。掻き取る様におすと、なんとかそれっぽく押せる。なるほどなるほど。