2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

くちべに

呈茶に行くと、妻は腕時計、指輪などを外す。道具への当然の配慮である。毎度口紅を落しているのかは記憶に無い。聞いてみたら特に落していないとのこと。茶を喫した後、拭うからいいということらしい。しかし水性の茶と油性の紅は違うと思う。貫入に紅が入…

ススキ野

築地ちとせ。上用焼印。特筆すべき事ないなー

懐紙

懐紙。お菓子を載せたり、お菓子を載せたり、たまに食器を拭いたりする紙。 洟をかんだり、刀を拭いたりもする。 江戸の初期にはそういう使用法が一般化していたみたい。でも、ひょっとすると、世界的にすごい事じゃないだろうか? 他の国では紙は贅沢品。ヨ…

夕焼け

深川伊勢屋。白餡入求肥餅の上に練切で夕焼け、とんぼの羊羹。伊勢屋なのに上生とは。

茶筅のくせ直し

我が家で唯一の磁器の茶道具が茶筅のくせ直し。さて、ここでひとこと。茶筅のくせ直しも洗ってやった方がいいぞー。特に内側…。

山路

築地ちとせ。浮島に栗入り。

忘筅ならぬ呆然

お稽古は茶筅持参。 せっかくなので月一の稽古の度に茶筅を新調していた。 #忘れたので急遽購入という回もあったが。少々急ぎの事情があり、慌てて片付けた結果がこの写真。 プラケースの蓋が…

お月見

築地ちとせ。餅の周囲につぶ餡の枠を付け、月を置きススキを描く。餅軟らかめにして食べやすくしてある。

中秋

9月和菓子「中秋」。昨日は中秋の名月だったので、とりあえず。 黄色の練り切りで月の下半分を作り、団子見立ての白練り切りを埋め込み)、ススキを描いた。円、半円の精度が悪くちょっと企画倒れっぽい?幸いにも晴れ、月も綺麗に出ていました。流れる雲も風…

和楽な露地 宗偏流立礼

Akiさんに教えて頂いた新宿高島屋「和楽の露地」に行く。目当ては宗偏*1流の立礼。待ち行列中、宗偏流の方々同士のおつき合い挨拶多数目撃。やっぱそういうものなのか。点前としては表に似てるかな?ちり打ちがパーンとは鳴らさない、もにょもにょっとしたち…

のんびりお教室

さて、4月から始まったお教室だが半年の期間終了。今月も盆でした。 以下が判明。 お茶会準備で忙しい為、10月も盆の予定。 お茶会のお運びは今回免除 11月から炉を始める。 つまり4月入門すると、3ヵ月見学、5ヵ月盆でやっと炉。風炉は来年。 かなりのスロ…

野点茶箱作成中

茶箱作成中。といっても茶箱用の手前が自分の流派にあるとも思えないので、外で実用の野点茶箱(茶籠)である。 おんもで略盆くらいできる装備、が目標。 茶箱 竹籠の弁当箱。入手済 。 茶碗 箱との兼ね合いでかなり小振り(直径9cm高さ7cm以内)の茶碗。入手済…

柿霜

大昔、砂糖が普及するまで使われていた甘味料の一つに柿霜(しそう)というものがある。柿霜は干柿の周囲に析出した白い粉(糖分)を集めたもの。 和菓子の甘さの上限は干柿、という話もあるので、柿霜で和菓子を作るといい感じなんではないかと思う。しかし、干…

色づき

塩瀬。白餡求肥餅に焼印。見た目が味気なくなってまいりました。

お軸

いままで、練習用の二畳間に自筆のインチキお軸を掛けていたが、義母からお軸を頂いてしまった。「忘筅」。いい言葉である。うちは茶巾と茶筅は持参でのお稽古、茶筅を忘れない様にしよう(なんか違う)

桔梗

青柳菓子舗。ぼかした練切をたった3手ヘラ押しで桔梗に。参考になった。

秋以降の展覧会(+α)

若干の新情報もあるので再度整理する。 東京 期間 タイトル 興味 行くか 出光美術館 9/1-10/28 センガイ ◎ 済 11/3-12/16 乾山の芸術と光琳 ○ ○ 五島美術館 9/1-10/21 秋の優品展 △ ○ 10/27-12/2 芦屋釜の名品 △ ○ 12/8-2/11 茶道具取合せ展 ◎ ◎ 畠山記念館 …

塩瀬。練切型物。ま、ふつー。

若菊

9月「若菊」。暑いのでまだ大輪の菊を作る気分じゃない。なのでつぼみをつくることに。小田巻きで押し出した練切を花弁の様に整形し、団子にした練りきりの上に放射状に載せたもの。押し出すはしから練切が乾いていくので整形は困難を極め、思わぬ時間を食っ…

漆と気温

涼しくなってきた。すると漆がいい感じに乾く様になってきた。 ちょいと具体的に言うと、いままでどこかに皺がよっていた塗膜が、つるんとした感じに仕上る様になってきた。漆は高温高湿で乾く(というより固まる)不思議な塗料なのだが、乾きが早すぎたり、塗…

秋冬の和菓子

私思うに、春夏が和菓子の季節である。秋冬は自然界が色彩を失う事もあり、風物の写しとしての和菓子も色彩を失う。ちと寂しいシーズンである。とはいえ、このシーズンに色彩を抑えておかないと、春が来た時に春らしさが表現できないのでいたしかたないのか…

二人静

両口屋是清。某所の呈茶で頂く。やっぱ定番ね。

東京国立博物館

東京国立博物館へ行く。別に大徳川展の期日を間違えたわけではない。特別展と特別展の間の今は、安いし空いている割りに見ごたえがあるからだ。 青磁茶碗「馬蝗絆」 一重切花入「園城寺」 一重口水指「柴庵」 織部作茶杓 武蔵鐙の文 長次郎黒楽「尼寺」 充分…

御所菊

築地ちとせ。白餡の羽二重餅包み。

打つや打たざるや

うちの流派は、茶筅通しの際に2回、音を立てて茶筅を打つ。 茶筅を落っことす方式なので音を立てない事は不可能。裏の独習本を呼んでいると、楽茶碗とか貴重な茶碗、他人の茶碗では音を立ててうたない、みたいに書いてある。これはこれで納得感。ところが裏…

きせ綿

塩瀬製。きんとん。

扇子

茶道の所作には、それなりに合理的な意味があるのが多い。 でも、そんな中で扇子を携える理由が判らない。刀の代用という説もあるが、女性も持つし、そもそも刀は置いて来るのが作法なのに代用もないと思う。扇いだり、何かを載せたり、何かを隠したり、とい…

きんとん

青柳菓子舗。岩根つつじを今ごろ無理矢理な名前で店頭へ。こころざし低い店だなぁ。

水の味

京都でもかなり水のいい所で育った。私の居た頃は地下水を最低限の加工だけで水道に流していて、あまりのうまさに帰省するたびにがぶがぶ水道水を飲んでいた。近年、人口が増えて地下水だけでは需要に追い付かず、川の水を混ぜるようになって味は落ちてしま…

ドラの音

母から聞いた話。先生が亭主で、先生の先生、つまり大先生を正客に茶事が行われたそうな。先生もいいお年なので、当然大先生は大層お年を召した方。 しかし弟子達は初心者揃い。まずは正客である大先生の真似をすればよい、と考えた。菓子を食べ中立ち。全員…