2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

9月の展覧会

来た来た来た。秋の展覧会シーズンが来ましたよ。名古屋途中下車で関西回りは楽しそう。 新潟方面は10月の紅葉待ちかなぁ。 東京 期間 タイトル 備考 三井記念美術館 -9/15 美術の遊びとこころNIPPONの夏 展示室1,2。済 五島美術館 -10/19 秋の優品展 絵画・…

夕顔

築地ちとせ。鹿の子の上に練り切りで小さな白い円錐で夕顔。緑羊羹で葉。 ま、単なる鹿の子味。

京都館 立礼体験

昨日の続き。八重洲口の京都館には立礼台がどーんと置いてある。普通、立礼台がある場合、それは呈茶を意味する…のだが、京都館では呈茶はない。 自分で立礼台を使い、茶道体験できる、それがここの立礼台の意味である。先生が付いて指導してくれて500円。月…

京都館

東京駅八重洲口前を渡った角、八重洲ブックセンターの真上に京都館がある。なんとか館、つーのは大抵、特産品と酒と観光パンフレット少々があるだけの場所だ。少なくとも銀座の鹿児島館とか青森館はそんな感じ。新宿のみやざき館はイートインがあるのがちと…

乱菊

金沢村上。丸めたピンクの練切を箆で9房に分け、最上部に黄色の蕊。各房の最上部と上部四分の一あたりに鋏を入れる。要は超略式はさみ菊である。

百日紅

さるすべりの花が咲きほこっている。私はさるすべりが茶花として使われているのがいまいち理解できない。だって長々咲いていて、寂寥感も季節感もないぜ?でも椿もそうか。単独の開花期間はそう長いわけでもないけど、いろんな品種があるので長期に渡って使…

朝顔

翠江堂。赤い羊羹を円形に流し、その上に求肥餅を押しつけて冷やし固める。ひっくり返して中央を窪ませきんとんの蕊。 赤が毒々しいのはイイんだけど、朝顔にたっぷり蕊をつけちゃうのは何かの間違いでは?

趣味悠々 藪内涼を楽しむ最終回

入門編での若手アナの役割なんて素人らしく失敗してたしなめられるのが華なのに「では3時間煮込んだものがこちらですね」的な準備良さが逆効果なこの番組もとうとう最終回。今回のシリーズ構成はこんな感じ。 第1回 寄付から露地まで歩く 第2回 席入して拝見…

もらい水

塩瀬のページより↓。 「朝顔に…」テーマ。求肥餅上に井桁の焼印押して、緑羊羹の朝顔の葉を乗せ、溶かし羊羹で蔓を描く。割と手抜きっぽいが、間抜け感がテーマに即していてイイと言えなくもない。

釜の蓋

お稽古、それもカルチャーなどの共用型教室に特有の道具の扱いというのがあると思う。例えば釜の蓋。私の使う教室ではいろんな釜が大事にもされずごちゃごちゃ置かれている。そして釜の蓋は一ケ所に置かれている。釜を使う度に「この蓋があうか」「この蓋な…

宗旦と宗和

なんで宗旦は宗和が嫌いなんだろう?私は加賀前田藩の仕官争いが原因だったんではないかと考えている。"なぜか"還俗前にこさえた長男*1の宗拙に関して、加賀前田家に仕官したが失敗した、という説がある。かたや金森宗和は、たった15歳の長男の方氏を加賀前…

しろがねの毛抜き

ありがたきもの。ものよく抜くるしろがねの毛抜き*1。平安の昔から、道具の善し悪しは重要だった。別に毛抜きの話がしたいのではない。「電気ドリルにつけるでかいダイヤモンドカッター」の威力、スバラシスって事を言いたい。この前買った急須の口を落すの…

つるべ

榮太樓總本鋪のページより↓。 「朝顔に釣瓶とられてもらひ水」この弱さやさしさ無計画さこそが日本の心だな。

びっしりちうちう

お茶をはじめてから、自然や季節感を感じる能力が向上した気がする。夕を飛ぶ蝙蝠、咲く花、暑さ寒さ。都会に居ても自然を感じる事は難しくない。 ここ数日は急に冷え込み、やって来た秋の気候に生き物たちもびっくりしている感じだ。さて、昨日の昼は会社を…

夏氷

江戸風御菓子司長門。水牡丹の色違い、中身が黄色バージョン。 大した細工じゃないのだが、ここの菓子の発色の美しさに、ついつい買ってしまう。 ちなみに夏氷とはかき氷のことらしい。

盆休み

先週の盆休み期間もせっせと会社に行ってお仕事だった。昼休みの和菓子屋巡りは「行って盆休み取ってたらやだな」という意識が働き、休みの無い、フォローの効くデパートの和菓子屋を回っていた。だってさ、この炎天下に水天宮まで行って、どっこも店が開い…

ハイビスカス

金沢村上。肉色の台座からにょっきりぷにょっと伸びた肉色の蕊の先に白い細かいきんとんの花粉。キモイ。やっぱこうでなくっちゃ。

「ねぇ、戦国武将って、お茶なんかやってる暇あったの?」おお、マイハニー、いい質問だ。答えを先に言うと、実はすんごく暇だったのだ。いつも合戦しているイメージの戦国大名だけど、実は年中やってるわけじゃない。大抵の大名は百姓から戦闘員を募らなき…

黄菊

築地ちとせ。 黄身餡に菊花を型押しし、天焼き。天焼きの焦げ目で一見桃山みたいな感じ。味んまーい。

趣味悠々 藪内涼を楽しむ第三回

若手アナの、ええリハーサルしてるんで大丈夫ですよ。こうですね、わかりますっぷりでかなり興をそがれるこの番組。見所はお家元のヨイヨイ。第一回の露地でよろけてたので心配していたら、手元もかなり怪しくなっていた。手がぶるぶるぶるぶる震えていて、…

夏菊

築地ちとせ。紅白二色分けしたういろうの帯で黄味餡を柏餅包みし、帯中央に黄味餡で蕊をつけ、緑羊羹の菊の葉を置いたもの。菊の花弁自体は全く表現されていないが、紅白のめでたさもあり菊に感じられるのが面白い。

貝の切り方

螺鈿をする時の貝の切り方のノウハウ。まず最初にやるのは方向チェック。光に当てて良く光る方向を確認し、どこに貼ってどういう視線で光を浴びるか計算し、取る方向を決める。次に下絵の写し方。青貝などの薄い貝は透けているので、下絵の上に貝を置いて、…

自作 青海波千鳥小棗

「じぶんなり小棗」を作ったために最初に作った「野点籠用小棗」を使わなくなってしまった。もったいないので細工の練習に使ってみた。螺鈿で千鳥。彫金で青海波。厚めの白貝貼って、その高さまで下地を盛り上げてしまったので、貝と下地の上に上塗りする→貝…

我仏、隣の宝、婿舅。天下の軍、人の善悪

茶席にふさわしくない話題として、宗教と他人の財産、親戚関係、戦争と人物評はいかンよ、という事になっている。山上宗二が桃山時代に書き残したルールである。同時代的にはごもっともなルールである。「我仏」。高山南坊と本阿弥光悦と本願寺光佐が同席す…

風鈴

求肥餅丸め、窪ませて黄色羊羹のベロを付けたもの。 妖怪みたいではあるが、どこの和菓子屋も風鈴といえばこんな感じなので金沢村上が悪いわけではない。

抹茶の女(オバサン)

私はとあるサッカーチームのサポーターをしている。私のチームには『抹茶の女(オバサン)』と名乗る名物サポーターがいる。彼女はスタジアムに来るサポーターに薄茶を供する、という大変奇特な女性である。魔法瓶にお湯を入れて持参、建水は紙コップ。茶巾は…

夏送り

たねやのページより↓ 半殺しの白餡を包んだ求肥餅を羊羹で巻いて金箔。燈籠流しテーマだと。 非常にふわっとした食感。マシュマロのよう。とてもおいしい。たねやの他の菓子は「こぼれ萩」「おみなえし」「秋の風色」等。季節感に関しては「気が早い系」だな…

お茶とJリーグの日々

私は、とあるプロサッカーチームのサポーターである。この日記中でも日本中うろうろしているが、サッカーチームの応援をしているから遠征する、ついでに名水で野点してくっか、という事が結構多い。松本へ、熊本へ、香川へ、遠征の日々は終らない。さて、ど…

朝おとめ。

ついうっかり菓子銘に読点をつけてしまった。鶴屋吉信。白餡入り求肥餅の一部を紫にうっすら染め、外に羊羹の緑の葉。うっすらとした紫は、多分朝靄の中の桔梗をイメージした物だと思う。味は羽二重餅以外のナニモノでもない。

先生とカルチャー茶道

私は今の教室の先生を尊敬している。ほんとよ。ま、それはそれとして、先生はいったい何のメリットがあって、カルチャーで茶道教室を開いているか、を考察したい。なぜか?カルチャーの教室は先生の収入源に成り得ていないはずだからだ。普通、カルチャー系…