2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

岩燕

三はし堂。厚めの淡雪羹で水羊羹を巻いたもの。 菓子銘の由来はよくわからんなぁ。白と黒のコントラストの黒が燕かな?

6月の展覧会

春の展覧会も終盤戦。和歌山県立博物館の企画が気になるけど、行けないだろうなぁ。 東京 期間 タイトル 備考 三井記念美術館 -6/29 三井家の茶箱と茶籠 済 畠山記念館 -6/15 細川井戸と名物茶道具 永青文庫美術館 6/28-9/15 白隠とその弟子たち 東京国立博…

若鮎

塩瀬のページより↓ 鮎型羊羹を底が渦巻きになった型に入れ、半量まで錦玉羹を注ぐ。黄色の玉を乗せ、さらに錦玉羹を注ぐ。最後に淡雪羹を注ぐ。三層構造である。んで型から抜いて天地を返す。かなり固め。味は…錦玉羹ものだな。ふつーに。

紅茶とケーキ

私は15年来の紅茶好きである。それ以前はティーパックで出すもの、程度の存在だったのだが、妻からポットでの紅茶を教わりハマった。最初は妻のかなり渋すぎるアッサムからはじまり、はしかの様にティー磯淵スタイル*1をかじり、すぐに大阪堂島のムジカに行…

緑の友

って事で虎屋の上生。シンダリンならガレムメリンってとこか。単なる型押し練切が420円!松江なら上生三つ買えるお値段です。

珈琲と上生と銀座

私は20年来の珈琲好きである。昼休み、日本橋高島屋で和菓子を買い、まだ時間があるのに気付く。「よーし、おじさんランブルでコーヒー飲んじゃうぞ〜」カフェ・ド・ランブルは、珈琲好きなら誰でも知っているであろう名店。おいしい珈琲を出す店数多あれど…

舞つばめ

榮太樓總本鋪のページより↓。 つばめもの。胡麻のプチプチ感が珍しいか。

風炉を思い出す

5月が来て、稽古場も風炉に切り替わった。炉に比べて柄杓の使い方の種類がちょっと多いので、どこでどうするか思い出すのが大変だった。でも、妻によると、風炉の柄杓が思い出せない、というのは5月の風物詩らしい。どこの稽古場でも「アレ、こうでしたっけ…

なでしこ

榮太樓總本鋪のページより↓ 刻印ものと言うか…さすがに簡単にすぎる気がする。

道具のありがたさ

大寄せの道具は"そんなには"素晴らしくないってのは昨日書いた。素敵な道具をお出し頂いたなと思った時も、後で冷静になると「そんなに畏まる程の道具だったろうか」と思ったりもする。 大寄せの道具にこんなに畏まっていては、もし喜左衛門井戸でも出てきた…

趣向と道具

大寄や立礼にいろいろ参加してきた。「ははぁ、素敵なご趣向、すばらしいお道具を拝見させて頂き、ありがたいことです」正客になった時はそういうモードで会話するし、正客にならなかった時も、そういう気分にはなっている。でも、後で冷静になってから思い…

茶杓が引っかかる

「茶杓のご銘は?」 「ささくれでございます」練習用の茶杓は、個性もなーんもないが、つるつるして使いやすい。それに比べ、自分で作る茶杓は結構荒っぽい作りになってしまいがちだ。 逆樋の部分はざらざらしてるし、どこかささくれた部分が残ってたりする…

てっせん

鶴屋吉信といえば、私にとっては包み物の店だ。点心席で出て来るちらし寿司の容器の様な形の菓子に、無理矢理菓子銘をつけるのが鶴屋吉信's wayだと思っている。 今回は白いういろう生地で作り、紫のきんとんで蕊をつけたもの。かなり無理があると思う。

藤田登太郎 茶陶展

藤田さんの展示は、じっくり触らせていただいて、場合によっちゃご本人に解説して頂けるのがうれしい。となれば、混んでそうな時に行くのはもったいない。平日朝一番に寄せて頂く。会社?んなのはゴニョゴニョ。今回の展示は昨年松江で拝見した時とは内容も…

青楓

深川伊勢屋。求肥餅を小豆餡で半つつみし艶天かけてつくばい型を作る。柄杓みたての揚げ素麺を1本置き、緑の羊羹の楓を散らしたもの。 つくばい物ってのは簡単でそれらしく作れるのでなかなか使えそうだ。

坊主覚えにくけりゃ

京のみやびは勉強しないとな、と思い、まずはつらつら源氏物語とかを読んでいる。伊勢物語も重要そうだ。それに加え、最近、主要な禅寺の歴代管長さんの名前っつーのも覚えてないといかんな、と思っている。大寄せなんかでのお軸は、大抵禅語で禅寺の和尚さ…

牡丹

金沢村上。榮太樓のとたいして変わらないものなのに、そこはかとなくキモい感がただようのが村上らしさ。満足だ。

朱塗茶杓

「じぶんなり小棗」のついでに作った塗の茶杓。野点用茶杓はどーしても濡らしたりしがちなので、漆で塗っちゃえばおっけーかと思い、前に作った茶杓に塗ってみた。それが失敗のもとだった。竹はしなる。特に櫂先の撓めの部分は応力の集中する部分で、この部…

びわ

翠江堂。求肥餅製。けっこうリアル。中は餡ではなく甘く煮た花豆が入っていた。ちょっとびっくりした。しかし水菓子を模した菓子ってなんなんだろーなー。水菓子食えばいいじゃん、と思わなくもない。

じぶんなり小棗

野点茶籠に入れる薄茶器が完成した。棗形というより中次と白粉解棗の中間ぐらいの形だ。以前利休形小棗を自作したが、背が高く茶籠のなかでちょっとじゃまだった。また、底を絞った利休形は野点での安定感がいまいちだった。 背は低くして収まり良く作ろう …

牡丹

榮太樓總本鋪のページより↓白赤ぼかしの練切を丸め、指か棒かで巴に押し、櫛で撫でて花弁に筋をいれたもの。なかなか可憐。

大樋焼

大樋焼を調べていて、「大樋焼 裁判」が関連検索にあることに気付く。 なんじゃそりゃ?って調べる。判決文がWEBに上がっていて結構詳しい背景が判る。http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/ECB6BA338CE09F0A49256D090009FE40.pdf大樋長左衛門は楽一入の門人…

東京国立博物館 特集展示高麗茶碗

5/18は東京国立博物館 通常展無料の日。 BAUHAUS experience,dessau展のついでにちょいっと入って高麗茶碗を見る。高麗茶碗。井戸、熊川、斗々屋、黄伊羅保、柿の蔕、粉引、刷毛目、彫三島をずらっと並べて楽しめる、というのはなかなか面白い。大井戸茶碗「…

正客を選ぶ

正客の譲り合いでなかなか席が定まらない。大寄せ茶会のよくある光景である。私は男で、しかも今回は着物なんかで行っているものだから、他のお席に伺うと、やっぱり正客に推されてしまった。私はあらがわない事にしている。遠慮もしない。自分の正客っぷり…

あやめ

塩瀬のページより↓紫白のぼかした練切を箆目(深いの2本浅いの6本)入れて花を形成。反対側をつまんで延ばし、さいばしの様なものに押しつけガクを形成、緑の羊羹の葉をつけて完成かな?

トイレ

大寄せの茶会は、普通、複数の流派で茶室を複数備える大きな建物を共用して行われる。大抵の場合、複数の座敷と水屋を廊下でつないだ構造になっている。その廊下をお客様にお通り頂くかは茶室の構造による。今回の茶会では、廊下の途中に水屋があり、とても…

あやめ団子

江戸風御菓子司長門。 求肥餅を芯にした、餡と緑の二色の練切玉を揚子に刺したもの。 お菓子に似せたお菓子って事?そもそもあやめ団子ってなんだ?疑問は尽きない。

茶会の洋服

今回の茶会、妻も客で呼ぼうと思っていた。 でも風邪その他で来れなかった。実際とても来れる体調ではなかったので仕方無い。のだが「その他」が気になる。その他とは「お茶会に行ける服がない」という事なのだ。妻は着物を持ち合わせていない。実家帰りゃ別…

潮来

築地ちとせ。ピンクと白の浮島を緑の羊羹でつないだ三層構造。 なんでこんな菓子銘なんだろう?調べてみるとこのシーズン潮来でアヤメ祭があるらしいので、その遠景なのだろうか?

和装洋装

下足番はお客様の履物を並べ直すのがお仕事である。並べ直していて気がついた。お客様のお履物の草履と靴の数をカウントするだけで、お客様の着物/洋服の比率がきっちり掴めちゃうのだ。朝イチは着物率100%でスタートした。時間が経つにつれ洋服率は上昇し…