2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
来月は特に「こ、これはっ!」というもの無しかなー。夏なんでしかたない。でも新潟の石油王中野さんちは茶碗展の間に行ってみたい。木村茶道美術館とコミで。 でも両方行くにはどーしても一泊必要な感じ。 東京 期間 タイトル 備考 三井記念美術館 7/12-9/1…
「次の稽古は、夏だから浴衣でもいいですよ」師匠から許可が出た。"花月の友"とか付けてるよりは、浴衣の方が着物に近いかもしれない。でも無理っす。浴衣のみで男点前だと膝と膝のコブシ二つ分で大変な事になると思いまっす!着流しすら憚られんのに、浴衣…
yourtubeでちょっと面白い画像を発見。長崎短期大学の茶道の練習風景と思われる。ググってみると、なんと長崎短期大学は鎮信流茶道が必修科目。 だからこの練習、茶道部ではなく、普通の授業風景ではなかろうか? 鎮信流のお点前を見るのは初めて。 同じ石州…
水無月という菓子がある。ういろう生地に小豆が乗って三角。もちもちっとしてやや食べにくいお菓子である。京都では6月30日の夏越祓には宮中では氷室の氷を食べ、庶民は氷に見立てた水無月を食べる…という風習があった、らしい。本来は旧暦の6月末の筈だと思…
先週、旭川に遊びに行った。旭川には大雪山の伏流水が湧き出ており、男山酒造は店頭で仕込み水を汲ませてくれる。 水は若干甘めで舌触りざらりとした感じ。すっごくいい水かというと、微妙かな?山の伏流水という意味では阿蘇の方がスケール大きく、湧き水の…
塩瀬のページより↓。 道明寺羹を波型包丁でカットし、餡を巻いて練切の青楓を載せたもの。 道明寺羹って道明寺少なめでいいものなんだな。実物は道明寺羹の水分で青楓の輪郭がボケ、オニヒトデみたくなっている。 水分多めの寒天物に練切組み合わすとこうな…
私の流派は武家茶道の一派なんだけど、裏や表の経験者も結構いる。その方々がなんでマイナー流派に移ったのかは知らない。単にお稽古時間が合わなかっただけかもしんないし、もしかするとなにか深刻な理由なのかもしれない。でもまぁそんなこと聞けないわな…
人形町三原堂本店。鹿の子の上に練切で作った紫陽花の花弁と葉っばが一つずつ。紫陽花をその花弁(つーかガク?)一つだけで表現とは斬新過ぎ。
恒例OZONE夏の大茶会2008…の予定がOZONEから出ていない。遠州流からも出ていない。7月中旬のイベントなので、まだ出ていないと言う事は、もしかして今年は無しってことじゃろうか?ところで、OZONE夏の大茶会2007には婆娑羅茶会、という闘茶の場があって「映…
鮎、という菓子がある。ホットケーキっぽい皮で求肥を包み、焼き目でエラと目を描いて鮎っぽくしたこの季節の菓子。何年か前「どの店の鮎がうまいか」超食べ較べをやった事が有る。近所のデパ地下の和菓子屋全ての鮎を買った。6か7本かの鮎が並んだと思う。…
8月から藪内家の放送が始まるらしい。内容はいまんとこ不明。藪内家の前回は「五感で味わう」だった。だから今回は「第六感で味わう」とか「セブンセンシズで味わう」?ま、そーゆーことはなく、多分夏向けの内容。もしかすると八朔の茶事とかかもしれない。…
榮太樓總本鋪のページより↓。 鹿の子に錦玉羹の細切り二筋のせて、鮎型羊羹のせたもの。 ところでこのシーズンに使う「鮎」の抜き型。よーくみると全然鮎に似ていない気がする。どーでもいいけど。
洗い茶巾。ではない。先日妻がお点前の後かたづけを手伝ってくれた。のだが…「え?なにゆえ茶杓を水洗い?」拭いても拭いても茶杓に抹茶がこびり付いていて取れなかったから、らしい。確かに茶杓に水滴がついてしまった場合、そこに抹茶はこびりつく。竹が茶…
三はし堂。黄色い練切の上にザクザクと錦玉羹を載せたもの。紫陽花の変形ともいえるかも。なかなか涼しげ。
このブログは「自分の成長確認用」に、思っている事を垂れ流しにしておいて、後々振り返って眺める為に作成開始したものだ。海外旅行期間とかを除いて一応毎日更新してきた。そして書きはじめから1年が経った。では私はなにか成長しただろうか? 知識 様々な…
江戸風御菓子司長門。流し型に緑のきんとん詰めて、一番上に小豆ひと粒載せて、緑の錦玉羹でとじた物。個人的には小豆を虫に見立てるのは止めて欲しいなー。子供の頃、小豆が駄目でさー。なぜかというとパタパタ式電気時計を分解していて、なぜだか中から小…
カメラがパンすると、セットの真中に三畳の座敷。逆勝手に切った炉があり、点前座に何故か台子がでーんと置かれている。どうしてTV局の用意する茶道具って現実に使えない様に配置されちゃうのだろう?誰かちょっと調べれば済む事なのに。まー、そんなスター…
築地ちとせ。黄色練切に箆目を縦横に入れて魚籠を形成。ここに鮎の羊羹をのっけるのがお約束だが、なんと鮎が籠を突き破って頭から飛び出している。元気のいいことよ。
茶道の歴史を「みせびらかしの歴史」として考えてみる。我々が今日『茶道』として認識しているもののはじまりは、おそらく利休より少し前の時代に遡る。それ以前の茶礼や闘茶や東山での茶が『茶道』とどう継るか、正直疑問があるので、そこ以降を考えてみた…
金沢村上。円柱に丸めた練り切りを六角につまんだ後、箆目を入れたもの、だと思う。 練り切りの色が肌色っぽくて気味が悪くてうれしい。
子供のころ、玩具を買ってもらったら、近所のともだちにみせびらかしたものだった。「いーだろー」んで、うっかり学校へ持っていって没収されたり。くだらない、クソガキの浅はかな心の働きである。だが、茶道の基本はこの感覚にこそあるのではないか?茶道…
野点無頼として日本中で名水野点しているが、最近不調である。先月は松本の源智の井戸で久々に野点!と思っていたが雨に阻まれた。昨日は大雪山黒岳山頂で野点!と思っていたが雪渓に阻まれ負傷退場。結局野点はできなかった。連続2回、持ってった茶道具が無…
私はまだまだ初心者なので、茶杓と棗の拝見の稽古は、客側としてしかやったことがない。「茶杓に銘などおありでしたら…」と尋ね、「茶杓には銘が必ず付いているものとして尋ねなさい」と指摘されてしまった。ついつい裏の教則本の手順とかが頭に残っていたら…
江戸風御菓子司長門。 ごく普通のあじさいだが、薄い青紫の寒天のキューブに艶天も薄い青紫。妖しいまでに美しい。
人混みに溺れそうになると、人のいないところに行きたくなる。池袋三越がそんな場所だ。外がどんなに混雑していても中はがらがら。客より店員の方が多い。この店がやっていけているのがとても不思議だ。人はいないけど居心地は良くない。三越の店員は露骨に…
築地ちとせ。四角い求肥餅の四方を餡で囲い艶天掛け。なんにでも使える便利キャンパスの出来上がり。 今回は朝顔の花と葉を練切と羊羹で作り載せたもの。 味はあんころもち。
市中の山居、という言葉がある。京橋のジャンダルム喫茶部(2階)やお茶の水の喫茶穂高。山小屋風のこれらの店はまさに市中の山居、というしかない場所なのだが、多分茶道的な意味での市中の山居の範疇ではなかろう。中国の老荘的賢者は、なにかウザイ事がある…
私が自宅の稽古に使っているのはやっすい紅鉢である。火力は400W。鉄瓶ならともかく、釜だと弱すぎて全然煮えない。沸かしたお湯を釜に注いでも、ふつふつ以上に煮えない。私が学んでいるのは武家茶道である。妻のお点前とくらべると、釜へかなりの量の水を…
榮太樓總本鋪のページより↓ 水牡丹には薄い錦玉羹の膜を使った包み物と、水まんじゅうみたいに餡を錦玉羹で包んで冷やし固めた物がある。これは前者。説明では味甚羹使っている事になっているのだけれど、外側は完全に透明なので、使っていないような気がす…
新宿小田急ハルク1F青松園。ここは気軽に入りやすい、うちはお稽古道具売ってます4649!みたいなお店だ。でも、いまさらお稽古道具増やしてもしかたがないので実は行ってもなかなか買う物がない。先日、ここで変な茶碗を見掛けた。蛙の一閑人茶碗である。安…