プチ茶事

妻を相手にプチ茶事をした。

茶事は準備であれこれ考えるのが一番楽しい。

妻を相手にしている以上、道具に凝ったりするのは無理がある。なのでせいぜい軸を書いたりする程度。あとは料理の方で表現だ。

しかしながら、クリスマス、なんて行事昔は無い。論語も経典も古今集もクリスマスにちなんだものは存在しない。強いて言えば厩戸皇子とか冬至弥勒を組み合わせる?迂遠過ぎる。

なので今回は駄洒落とかに走る事に。

ウィンターワンダーランドか。ウィンナーとワンタンでどうだ!…懐石に組み込めません。でもまぁそんな発想で献立を組む(だから赤い花が必要だったのだ)。


さて、実際の茶事は大変。一客一亭で半東なし、なのだ。

次の料理を温める為に席を立ってガス台に立つ。この繰り返し。妻にはせわしかったろう。

さて、心残りは茶杓でピリオドを打てなかった事。削りたかったが時間がなかったし、私の習った範囲に拝見はないからなのだ。

勉強すれば、出来なかった事ができるようになるが、出来ていたことができなくもなる。なかなか難しいものだ。