風炉を思い出す

5月が来て、稽古場も風炉に切り替わった。

炉に比べて柄杓の使い方の種類がちょっと多いので、どこでどうするか思い出すのが大変だった。

でも、妻によると、風炉の柄杓が思い出せない、というのは5月の風物詩らしい。どこの稽古場でも「アレ、こうでしたっけ?」とつっかえつっかえしながらするものだと。

でもあんまり恥はかきたくない。家で前日に2回予習していった。

が、やっぱぼろぼろだった。

柄杓の使い方が思い出せなかったからではない。柄杓の使い方なんかより、座る位置の方が難しかった。

炉では、炉に向き座り直した左手側に広大なスペースがある。
しかし風炉では自分と風炉/水指の間に道具を押し込めないといけない。

棗と茶筅と水指の三角形。その間に水指しの蓋を置くスペースを作るように座る。

座る位置を間違うと、えらく窮屈になったり、遠すぎたりする。意外と難しい。

復習2回実施。でもなかなかしっくりこない…。