家元の暴虐

私には家元ってもののオソロシサは良く判らない。

で、その理解の一助になるかと思い、家元の鶴の一声でなんかやらされてる、って話を調べてみた。

ただし許状制だとか集金機構とか制度化された部分は除外。だから許状料取られるとか小笠原家の家紋付着物買わされる、みたいなのは加えない。

…公開されてるページに表明されている範囲では意外に無いものだ。

PL茶道。前教祖の書いた"藝"の字の入った茶碗を使わされる…のか?割とどうでもいいし、PL茶道やってるのはおそらくPL教団の人だから、別になんの反発もうけないだろう。

松尾流。当代家元が寅年なので濃茶の茶筅が虎竹…割としょうもない拘りである。

でもこのくらいしか見当たらないなぁ。

江戸千家みたいに家元争いで流派が割れてたり、学会みたいに実質的に家元制になってしまっているのもある意味暴虐かもしれんが。

意外と「もう箱書しません」という裏の家元発言は、箱書してほしい流派の方々(と道具屋)には暴虐なのかも、とか、思ったりもする。

こうやってみると、家元がわがままで大変、とかそういう事もなく、家元自体はあんま怖いものでもないなぁ、という気がしないでもない。