趣味悠々 藪内涼を楽しむ最終回

入門編での若手アナの役割なんて素人らしく失敗してたしなめられるのが華なのに「では3時間煮込んだものがこちらですね」的な準備良さが逆効果なこの番組もとうとう最終回。

今回のシリーズ構成はこんな感じ。

第1回 寄付から露地まで歩く
第2回 席入して拝見
第3回 濃茶
第4回 茶事

第2回までのペースだと勉強終るまでに3ヵ月くらいかかりそうでしたが、急転直下のペース配分ですな。

第1話で雲脚を使っていたので今回は雲脚で茶事なのかなと思っていたのですが、結局は絹キ*1堂。広間でないと暑苦しいってこと?

藪内さんトコでは畳の縁にぎりぎりに座って茶碗を縁内には取り込まない作法。正客がこう座ってこう茶を呑んだら、僕らもおつき合いにゃならんって事だよね?いろんな流派の作法を知っといた方がよさそうだなー。

不思議だったのは家元含め皆さんが数寄屋袋持ち込む事。お着物なんだから懐中すりゃいいのに。それともこれが流派の掟なのか?あと朝茶事で強肴2品は多い気がするなぁ。量を楽しむって?

最後に。京都は暑い。まっぴるまの暑さでは東京と大差ないが、朝夕の蒸し暑さがきっつい。実は朝だから涼しいとは言いがたい。

「朝は涼しい筈」「水音が涼しげ」「菓子が涼しげ」「茶碗が涼しげ」というファンタジーを重ねてなんとか涼しい気持ちになるのが朝茶なんだなと思ったのだった。

*1:冫+煕