ひよっこ茶人の玉手箱 インターネットでお茶を楽しむ

松村栄子/マガジンハウス/2000年。

40の手習いでお茶を始めた作家の体験談。

茶人でない人と、インターネットをしない茶人の人には驚きの内容かもしれない。
でもインターネット使う茶人である私には、目新しさはない。

私が経験した事、私が経験していない事。
私が経験しそうな事、私が経験しなさそうな事。

それは想定の範囲内。だから内容自体はどうでもいいので語らない。


この本の、感心した所は、MLで知り合った茶友と茶を楽しむ姿、だ。


…本当に楽しそうでうらやましい。


自分と較べてみる。


知識的な部分。ここは自分でも遜色なさそうな気がする。
稽古的な部分。負けてると思うけど、それがなんなの、と思うので気にならない。
茶友との茶の湯ライフの豊かさ。ここは全然負けている。私は随分と灰色い。

彼女の様にMLに入る、というのが良い選択肢なのも、真ML茶の湯Communityの存在も、知ってはいるんだよね〜。


ただねー、こーゆー『無茶書いちゃうので社中の人に内緒ね☆』的なブロガーである自分と、師匠に割と従順な弟子である自分の、二重生活をしていると、こーゆーMLに入るのがちょいとはばかられる。

実名で入ると、社中の人が見てたら困るのではっちゃけられない。おとなしい人として入るのは意味が無い。でも匿名匿流派で入る、というわけにもいくまい。

なので断念しているのだわ。自業自得なんですけどね。


まぁいずれ、状況整えて(つまりカミングアウトして)茶の交遊を増やしたいな、と思ってはいるんよ。

ひよっこ茶人の玉手箱―インターネットでお茶を愉しむ

ひよっこ茶人の玉手箱―インターネットでお茶を愉しむ