官休庵のお点前

私の思う武者小路千家のお点前とは。

ラフ。
超ラフ。
大雑把。


といっても武者小路千家のお点前をナマで見たのは大寄せ一回だけだけど。

http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20071008


あと趣味悠々な。

http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20080122
http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20080129


でもどれもラフなお点前だった。
来月の趣味悠々で、もいちど確認したいところ。


とはいえ、たまたま出先で見たお点前さんと、当代家元の点前がラフだった、というだけかもしれず、長年流儀がラフに展開されて来た、という証拠は別に無い。


でもまぁ、そういう茶風だと仮定しよう。


林左馬衛「茶道史の散歩道」のインタビューより、有隣斎の語る養父愈好斎の話。

その時分は今の武者小路の家が人手に渡っていたこともございまして、卒業後、大阪の木津の稽古場へ三年ほど通ったらしゅうございます。基礎は表(千家)でできてはおりますが、流儀の風を勉強しなければいけません。

いかにラフに見えても久田家仕込みの表の点前は武者小路では通用しなかったらしい。

官休庵宗匠の木津宗詮(この時期宗泉か?)に

「あんたは丁寧すぎる。もっとこう、ぞんざいにやればええだけなんやけど、何で判らんかな〜」

とかしごかれたんだとすると、なんか面白いじゃない?


一指斎死後の空白期間は、家元を平瀬露香が預っていた筈なんだけど、平瀬露香の元に通わせなかった廻りの人はわかってるよね〜。なんか変な遊び覚えそうだもん。