楽美術館 勢揃い京の焼物
一階の展示を見て思った。
「大した事無いなー」
いつもの「楽歴代」的な展示ではなく、京焼全般の展示。
了入に旦入、道八に和全か。正直楽美術館の収集能力じゃこの程度が限界か、とか思ったよ。
ま、清水六兵衛の御本立鶴茶碗はイカすし、旦入の伊羅保写し茶碗はバカバカしくて楽しい。でも、格が足りんよな。
とか、あなどりながら二階に昇ってびっくらこいた。
長次郎の杵ヲレは存在感常の如く。のんこうの黒楽はなりはのんこうらしからぬがおおぶりで実に良い。光悦の村雨ももちろんよい。
白眉は仁清。
笛花入は確かすぎる造形。
そして色絵花菱文茶碗の美しさ。
試しに展示室の逆側、7,8メートルばかり離れたあたりからも見てみたが、それだけ離れても仁清とわかるのがすごい。
かなりのやられた感でした。
あ、長次郎の二彩獅子像ですか?瓦職人ならあれぐらいできて当然でね?