利休の弟子
利休の逸話に、天下一の茶事の話が有る。
上林竹庵が、利休と弟子達を客に招いたが緊張で失敗。しかし、利休は天下一と褒めた。帰り道に弟子達がなぜあの下手な点前が天下一なのか?と質問し、その誠意を賞してのこと、とした話。
…この話、どの本が初出かよく判んないんだよね。創作にしちゃ竹庵なんて具体性が妙にあるし。
んで、この話の気になる事。
まず、この弟子達って誰?
まぁ利休にも弟子はたんまりいたし、無名の弟子を沢山抱えてただろうから、利休七哲クラスとかその他の有名弟子とは限らないかもしれないけど、あんまりシツケがおよろしくなくてよ?
あと、この話の利休、茶事の帰りに亭主の評価をしている弟子を、諌めたりせずに自分まで亭主の評価に参加しちゃってるんだよね。
あんまりこの話の利休はおよろしい感じではないなぁ。