御茶銘之記

風月洞書店にて、お茶銘をつらつら書いた昔の小冊子「御茶銘之記」をゲット。
どこの詰なのかとも書いてなく、ただ淡々と茶銘と値段が書いてあるだけ。

奥付もないから良く判らんが、通貨単位からして江戸時代なのは間違い無い。多分、幕末かなぁ。

初むかし 代 金弐朱
後むかし
綾森 白 銀八匁七分
小松 白
若森 白 銀三匁九分
初花大祝
小さくら
うろこかた

量は半一袋。どのくらいの量かさっぱ判らん。
…「うろこかた」って何だ?


御薄茶として以下の紹介も有る。

白むかし 代 百一匁二分
様むかし 七十八匁
別儀昔 六十七匁六分
別儀 五十七弐匁

こっちは量が判っている。値段は三斤につき、だそうである。
一斤は600g。銀一匁は金1/60両。

一両10万円換算ならば30gで2800円くらいか。

現代の感覚では薄茶としては若干高級品?ぐらいのお値段?