二天一流

茶事の本読んで、茶事には不思議なマナーがあるな、と思った。


飯碗と吸い物碗の二枚の蓋を、両手で同時に取って、二枚の蓋を重ねて脇に置く、という奴である。


普通、椀の蓋は、左手で椀を支え、右手で蓋を取る。

同時に二つの椀の蓋を開ける、というのは一般的な和食の作法から離れているのではないだろうか?

ほとんど中身の入っていない飯椀はともかく、汁椀の方はうっかり真空になっていたらどうするんだろう?

ひっくりかえしたりしないだろうか?


お茶の手順の大部分は合理的なものだ、と思うんだけど、タマに理解しづらい手順があるよなぁ。