根津美術館 国宝那智瀧図と自然の造形

「ここには根津青山さんのコレクションが所蔵されているんだ。 その価値や莫大。だから、そこここにガードマンがいるだろ?彼らは24時間体制でここを護っているんだ。まさに根津の番。」

そんな事を言えるのもやっとこ根津がオープンしたから…なんだけど。


ちょっと薄いよね、根津美術館


今回茶道具は展示室6だけ、なのは判ってて行った。
テーマは「初陣茶会」。

北村の様な茶会の再現をしてくれるのかな?と思っていたら、そこまでの事はなかった。会記の展示もなければ、趣向を順にした展示もなし。

また、完全再現でもない。だって展示の茶杓は宗旦作「よろほうし」。でも初陣に使ったのは「一剣」では?茶事を締める存在が違う物であれば、それはもう違う茶事。


第6展示室の面積だけでも藤田美術館の1F+2Fより面積あるんだから、もっとてんこもりに楽しませてもらえる筈。比較対象が悪すぎると言えばその通りだけれども。


展示も薄いけど、キャプションも薄すぎる。学芸員のレベルが低いんじゃね?とか真剣に心配してしまったよ。