着物講座

私は、着物が一応着れる。
綺麗に着こなせているか?かどうかは正直良く判らない。男の着物は簡単でよかった、とか思う。

それはさておき。


お茶をやっていく上で、着物は避けて通れないものだ、と認識している。いまんとこ。

お茶の先生はもちろん、先輩も、イザという時には着物で活動する。

おそらく、皆さん自分で着付けができるのだろう。


ところで、私の妻は自分では着物が着れない。

「着付け教室みたいなトコ行けば?」と勧めてみたが、「イヤ」なのだという。

なんでか。

あの手の教室はいろいろ高いものを売りつけて来る危険なビジネスなのだという。


本当かどうかは知らないが、そういうイメージがあるのなら、着物を始める、というのはとっても狭き門な気がする。

  1. 親などから教えてもらえる人
  2. 危険なビジネスに引っかかってもめげずに(気付かずに?)修了した懐のデカい人

こういう人たちだけのもの。「ちょいと着物着てみっかな、面白そうだし」って人は、入口で悪徳業者にふり落されるシステム。


そういう意味では、「きもの文化検定」とかも納得いかないなー。きもののクラス感を助長して、なにがうれしいんだろう?


結局、着物業界は、お金持っている少数の人に、高い着物を売り付けてペイすれば良くて、誰もが気楽に着物を着る様な世の中になる事は望んでいないって事なんだろうなぁ。

間口をうーーーんと広くして、木綿の普段着からスタートできる世界にした方がいいと思うんだけどなぁ。
ファッションの入口がカジュアルじゃなくて礼服ってのは変だよな。