台子飾り
昔の茶書には、いろいろな台子飾りの図を収録した物がある。
南坊録も然り。
ただ、何故か台子飾りの図がずらずら並んでいるだけ、なんだよね、大抵。
これこれこういう風に並べます…までしか本は教えてくれない。
まずこれをこうして、次にここをこうして…とお点前の手順や方法、注意点を書いてくれているものはほとんど無い。
まず、考えられるのは「台子は飾り方が重要であって、点前は適当でよい」という時代があったのではなかろうか?という事。
もう一つは「台子を理解した人にはあの飾り方見るだけで全て点前ができる」という、今の私には検証不能な仮説。
台子経験者は南坊録の台子の図をみれば何をどう点てればいいのかさらっとわかってしまうものなのだろうか?
「台子をやれば全てが判る」論(実はうちの師匠もよくそう言う)って、私の様な習っていない者としては習うまではそれを肯定するわけにもいかないんだよね〜。
だから、今は判らん、としか言えないんだよなー。