川喜田半泥子のすべて
川喜田半泥子の茶碗、水指、茶入、茶杓、書、画がたっぷり見れる展覧会。
黒織部茶碗「富貴」。古典的な実に古典的な黒織部茶碗を踏襲しながら、半泥子っぽさを付加した感じがする。
井戸手茶碗「大々名」。非常にオーソドックスな井戸茶碗。
志野茶碗「おらが秋」。光悦風のフォルムでかわいい。
破れ袋にインスパイアされた水指「慾袋」。
もっと割れたイメージだったんだけど、実際には綺麗に補修してある。
写真じゃつくろいの青海波蒔絵は良く判んないので、実物が見れて良かった。
全体に粗いもの、土見せの荒削りなものの方が面白いかな。
しかし、今回の展示に関しては陶芸方面より、書画がいろいろ見れたのがうれしかったな。
半泥子の悪ふざけだらけの画や書はなごむよねー。いい加減な描表装の味がたまらん。
松屋銀座。1/18まで。