強肴
茶道之研究社編/茶道之研究社/1981年。
大日本茶道学会「茶道の研究」に連載されていた、各界著名人によるそれぞれの強肴紹介をまとめた一冊。
お金持ちの有名人が贅を尽くした強肴を出しても、つつましい強肴を出しても、どっちにしても鼻持ちならない感じがするね、というのが良く判った。
しかし、ところどころでお茶に縁がないので…とかいう人がいるのは学会のスタンスとしてどうなの?
あと、
日本に帰ってからも夢に見るほどもう一度食べたいと思うものに、キビアがある。
一言でいうと、小鳥のアザラシ詰めである。
(中略)
皮下脂肪だけを残したアザラシの腹に、黒い羽毛がついたままのアパリアスという小鳥が四百羽ほど詰めこまれている。
腹を裂いてその一つを取り出し、だんだん融けてゆくのを待つ。
冷たいのを我慢して、手で包んで柔らかくなったところで、アパリアスの肛門に口をあて、手で絞り出すようにして中身を吸う。冷たいヨーグルトのような味の、赤黒い汁が口の中いっぱいにひろがり、何ともいえないうまさだ。
誰だ、植村直巳に発注した奴は。
ついでに強肴Tシャツ↓
http://www.itempost.jp/detail/1/seihitsu/1
23区では足立中央。
- 作者: 茶道之研究社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1981/09
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