マイ茶説(仮説:答え無し)
松屋会記ベースで、気になっている事。いわばマイ茶説。
1.蓋置の記述
松屋会記では、蓋置の記述に関して以下の三パターンがある。
a.蓋置の種類が書いてある場合。「蟹蓋置」とか「ごとく」とか。
b.蓋置に関する記述が無い場合。
c.「蓋置」とだけ書いてある場合。
aとbだけなら、特筆すべき蓋置があった場合にのみ記述するが、そうでない場合は省くと考えられる。しかし、cの記述があるのが解せ無い。
特筆する程でない蓋置の記述を、わざわざ残したのは何故だろう?
考えられるパターンは
A.当時のお茶には、蓋置を使う点前と使わない点前があった。
B.蓋置が飾置されている場合に記述
Aが有り得るか、かなり疑問。でも小板に立てかける、とかすれば出来ん事もないか。
Bだと判りやすいんだが、どうも根拠が見つからん。
2.風炉の釣り釜
釣り釜、というのは当然天井から釣っているんだろうから、天板のある台子は使えない。
これが長板とか台子を略した点前の先駆となった/あるいはそもそも台子よりも前からあった点前ではないか、という仮説。
これまた立証とかしようもないのでありますが。
とりあえずの開陳也。