和泉草「口切ノ時分知リ並香ヲ焚キ雪霜ヲ中立トシ茶湯七ケ条」より。
一、口切ノ時分考ヘ知ルハ、二霜三霜降テ後吉。霜次前ニ壷ノ口切ハ茶挽也。
口切の時期と云えば『柚子の色づく頃』なものだと思っていたのだが、この説だとどっちかってーと冬の行事じゃないか?
柚は十一月だが霜は十二月頃の話な気がする。
どうも微妙に時期が合わない感じが気になる。
ただ、松屋会記に載っている口切の会は旧暦十月六日だったりするので十一月ぐらい。和泉草が間違っているのかも。
あるいは和泉草の著者が寒いトコに住んでいた?山の上とか。