畠山記念館 懐石のうつわ 向付と鉢を中心に
感想は「なんかすいてた」…いや、駄目だ、そんなの。
いつもはさりげなく日野肩衝クラスがさらっと置いてあったりするんだけど、今回は全く名物無し。でも、面白かったのよ。行かないのは損よ。
こういう展示では名物をありがたく拝見するのではなく、「この器にはこれ入れたいねぇ」って想像しながら見るのが楽しいよ。
織部手鉢。薯蕷饅頭とか乗せて出したい。
鼠志野蓮文平鉢。これは焼物とかかな?
仁清の水玉透鉢。蜜柑とか山盛りにしたいね。
乾山の色絵絵替り土器皿。料理が映えないというが、ゴマ豆腐はどうだろう?
こんな感じで一々のせる料理を考えながら見るのが楽しい。
あと仁清の面白うつわがいろいろ見れるのもいいかな。
全体に見ると、食器としての織部の力っていうのは凄いな、と思いましたよ。
でも一番印象に残ったのは備前洲浜形鉢。
なんとも使いよさそうで、何のせても映えそうなんだよね〜。
それから掛物コーナーでは元伯自画賛。読めないからこれは真筆だな、とか思いました。