趣味悠々「茶の湯表千家一期一会」第5回
第5回は茶事の趣向の話。
亭主はどういう道具を組み、客は趣向をどう受け取るか、という話を、具体的な茶事(菓子+薄茶の茶事だけど)を例にかなり判りやすく教えてくれる。
ただ、実例は時期的に桃の節句。
あこや、という菓子が出てたけど、これはひちきりと同じ物。
菱餅もひちきりも女性器を型どったもの。基本桃の節句は性的な祭なので、若干エロイ雰囲気になるのは仕方無い。
だから実例としてはいまいちよろしくない気がしないでもない。
道具立て自体はあんまり感心しなかった。特に替え茶碗と皆具と芽吹き柳の意匠がかぶっているのは如何なものか。
でも、道具自体はそこそこ良いものだとは思う。表千家はこれまでも比較的いい道具を番組に出してくれているな、とは思う。