古事類苑

吉川弘文館/1979年。

古本屋でバラ売りされているのを発見。茶湯についての記述がある「遊戯部」を1000円で購入した。


古事類苑は、明治時代に作られた、百科辞典の一種である。

以下、ウィキペディアより引用:

古事類苑(こじるいえん)は明治時代に編纂された類書(一種の百科事典)である。分野別に編纂されており、各項目について明治時代前の諸文献を引用している。

具体的な全文は以下から参照できる。

古事類苑
http://shinku.nichibun.ac.jp/kojiruien/index.html

古事類苑/遊戯部のインデックス
http://shinku.nichibun.ac.jp/kojiruien/bumon/yugi.html


本書では、南方録、槐記、茶道早合點、茶道望月集、茶道便蒙鈔…など、様々な茶書を使い、例えば「中立」について、南方録ではこう書いている、茶道早合點ではこう書いている…といった感じでテーマ別に引用を並べた体裁になっている。


それぞれの茶書を分断引用している為、茶書別の脈絡は見えなくなっているが、知らない茶書からの引用がいろいろ読めて楽しい。

ぱらぱらとめくったトコでは

  • 『茶湯一』では茶会の作法。
  • 『茶湯二』では点前の仕方
  • 『茶湯三』では茶室と茶史
  • 『茶道具上』では台子や釜など
  • 『茶道具下』では茶筅や茶巾など


について書いてある様だ。

明日からはこの本の面白かった所をピックアップ。

すんごい読みごたえある分量なので、ライフワークになりそう。トビトビにでも書いて行くつもり。