茶碗を育てる

昔買って、あまり使ってあげてなかった唐津を「育て」はじめた。

単に毎日使っているだけだけど。


でも、なんか「育たない」なぁ。
釉薬がほぼ全面に掛かっているので、あまり変化とかしなそうな気がする。


…。


茶碗を育てるって、何だろう?

茶渋を付ける事?

茶を点てる→喫する→洗う、だと、毎日お茶を飲んでも一日数分しか茶に触れない事になる。

番茶液に数日漬ける位の方が育ちそうな気がする。

でもなんか邪道な感じ。


それとも手垢の事だろうか?

そういえば昔読んだ本に、「日がな一日唐津をなでまわして育てる」という話があった。
でも、手垢が付くのを良しとするのはどうなんだろう?


そもそも残留物や手垢で育てるのってどうなんだろう?

例えば「向付を育てる」というのは聞かない。

「毎日刺身を置いて使っていたらいい感じに育って来たな」なんて話は聞かない。
というか激しくキモい。

茶碗だけは、残留するのが茶なのでそれが許されているのだろうか?