茶式湖月抄13 そくしやう

觸杖。

砂雪隠にぷりっといたした後、砂を掛けて隠すための道具である。
実際には飾りであって使わないと思うが。

仙叟はトイレ道具にまで好み物があったとは。
磨き抜かれた美意識に、従来型の觸杖が許せなかったのかもしれないなぁ。

…あんまりこんなのに名前残したくないなぁ、とか思わなかったのかな。

まぁ只の長いヘラですけどね。





…垂撥を見立てで使ってもよいかもしれない。どうせ実用はしないんだろうし。