2010-08-11から1日間の記事一覧

置土産浮世之茶話 その10 儒者

嘉永の頃或人(越中富山の人なり)茶の湯を催ほさんとするに。人情として。國主の儒の先生一人を加へたり。其の日客待合に來り。相揃ふの時に儒者先生來りて。挨拶もなく上座に着く。客一同先生を正客として。まづ露地に入り。 腰掛に行く。亭主迎に出る。客一…