2011-06-28から1日間の記事一覧

竹窓茶話2 少

よきものゝ、すくないのは、愈々よきものである、多くなれば、必ず趣を失ひてそのよさは、隠れてしまふものである。 千利休は、堺の濱邊に庵を結んだが、見晴しのよき方に、雑木を植ゑて遮ぎり、圍いの入口の所にて、只少し海をすかしみるやうにした。 何と…