著者は、禅と茶人の関係に関し、非常に疑念を抱いていた。 堺の豪商出の茶人たちには、丿貫の示す無常觀はない。 色即是空もないわけである。だから紹鴎の侘びは「正直に愼み深くおごらぬ樣」といふにとどまつた。 鋭い指摘である。無一物というには紹鴎名物…
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