2013-07-06から1日間の記事一覧

禅茶録2 茶事修行の事

夫、茶の原意は器の善悪を擇はず、點ずる折の容態を論ぜず、只茶器を扱ふ三昧に入て本性を觀ずる修行なり。 扨、茶事に託して自性を求むるの工夫は他にあらず、主一無適の一心をもって茶器を扱ふ三昧の義なり。 設便(タトヘバ)茶杓扱はんとならば、其茶杓へ…