2014-04-01から1日間の記事一覧

茶会記の風景4 神屋宗湛

天正十五年(一五八七)正月二日、神屋宗湛は堺の天王寺屋道叱に招かれて、相客の大和屋立佐ともども初春の茶の湯を楽しんでいた。 濃茶を啜りながら歓談していたとき、大坂にいる津田宗及からの急使が届いた。 ―明日大坂城で豊臣秀吉が大名衆に茶を振る舞う際…