2015-02-19から1日間の記事一覧

詩集利休5 藪内紹智

藪内紹智 あかつき闇に篝火が消えた なまじい明々と火の氣があつた故に 闇の深さが積つたか 殊更闇い 闇い 爐邊 そこに孤りの座 いにしへの時劫が刻む 落松葉の眠り 露地は音もない 静寂の垣 思念の籬 炭火が祭禮の心のやうに■*1つて來た 劒仲 劒仲 誰かが呼…