手元に萬寶全書という袖珍がある。袖珍ってのは細長い和書。和綴じのポケット版書物である。萬寶全書の奥書は元禄七年になっている。つまり1694年。茶書が続々出始めていた時代だが、こういうものを袖に忍ばせるぐらい、茶の湯文化は隆盛になっていた、とい…
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