2016-10-25から1日間の記事一覧

天目茶碗考12

○灰潜君臺觀左右帳記に、世間にまれなる物にて候、見やうに口傳多し。今泉氏は窯中釉の溶解の度を失ひ、十分の光彩を發せざるものを云ふ。其内緑色を帯たるを本邦茶家、蓼冷汁と稱す、と記された。蓼汁を懸けたるやうに青みあり、と書いている。 (略) 又、茶…