近場の名物

お茶なんてただ茶碗があれば飲めるんだけど、茶道となるとなぜか話は別。
というか、茶道っておもてなしに名を借りたみせびらかしが本来の有り方の様な。

僕等はみせびらかす程の道具を持てるわけではないけれど、先人のなりき…数寄者のおかげで美術館で見る事はできる。
庶民が茶道を学び、名物が見れるとはいい時代、って事で御近所の名物拝見記を。

07年3月 出光美術館 志野と織部

タイトル通りの展示会。
織部はいまいちだったけど、志野は面白かった。
卯花墻より、橋姫や山端、峯紅葉が良かった。
どうやら白ではなく、赤い志野が好きみたいだ。

07年3月 三井記念美術館 三井家のおひなさま

雛祭りは別にどーでも良くて、常設の三井家茶道具が目的。
三井家のコレクションは実にセンス良かった。
特に左入の黒樂茶碗、真紅が良かった。

07年4月 五島美術館 春の優品展

東急のコレクション。
のんこうの黒樂筒茶碗三番叟がイカす幕釉だった。
あと瀬戸黒茶碗の武蔵坊が「武蔵坊」ってイカツサ。
実物をはじめて見た「破れ袋」は実にいい感じ。
こういうコレクションを持つには鉄道王にならにゃならんのか。

07年05月 日本橋高島屋 細川護煕 数奇の世界

細川元首相の作陶展で入場料取るの!って思ったけど、永青文庫の所蔵品も少し出てたので行きました。
んーまー、こんなもんじゃない?

07年05月 泉屋博古館分館 茶道具 付属品とともにたのしむ

いろいろあったけど、いまいち。住友男爵いまいち目利きでないな、という感じなのだ。