打つや打たざるや
うちの流派は、茶筅通しの際に2回、音を立てて茶筅を打つ。
茶筅を落っことす方式なので音を立てない事は不可能。
裏の独習本を呼んでいると、楽茶碗とか貴重な茶碗、他人の茶碗では音を立ててうたない、みたいに書いてある。これはこれで納得感。
ところが裏をやってる筈のうちの妻は派手に音を立てて打つので、そんな激しく打ってもいいのか聞いた事がある。
妻はその件を(当時まだあった)茶茶くらぶでいろいろな先生に聞いた。結論は「音を立てるくらいの気持ちで打つが音を立てちゃだめ」だったらしい。
いろんな先生に当たれる、というのは、いろんな矛盾も出る代わり、特定の先生の癖に染まらないという意味で結構貴重な事なのかもしれないと思った。