京都西岡
西岡地区は桂から大山崎までの桂川西岸地域。私の故郷はこの辺にある。
歴史的には
なんてエピソードがあり、茶人にゆかりある地域である。
しかし、今現在の地域社会に特に茶心があるわけではない。
水運と街道が通過するだけの農村であり続け、大規模な町へ発展しなかった。
松江の様な城下町が振興していれば武士も商人が文化の担い手となったのだろうが、京伏見枚方などに囲まれているだけに、むしろ発展が阻害されたと思う。
利休も水がいいから待庵を作ったのであって、サントリーやキリンが工場を作るのと動機は変わるまい。
今、松江にて、生活に茶の溶け込んだ風情をちょっとうらやましく思う。いまからでもいいからああいう風になってくんないもんか。お茶で町おこしくらいできそうな環境なのになー。もったいない。