大徳川展

語るべきはただ二つ。いや三つ。

肩衝 銘「初花」
明るい飴色。釉が肩の部分で薄れ、爽やか。
肩衝 銘「新田」
微かに青に輝く部分あり。漆補修なのか窯変なのか釉なのか判然としない複雑な景色。
文琳 銘「秋野」
えらく細身の文琳。柿色で愛らしい。

流布している写真の初花は茶、新田は黒に近いのに、現物は全然違うじゃないか。
初花は愛らしく(というにはデカイが)、新田は見事と言う他ない。
何事も実見が大事だわ。
実に眼福でした。