余計な音

茶の湯では静寂の中に点前の音がやさしく響く。

でも、いらない音ってのもある。

私は立ち座りすると膝がこきんこきんと鳴る。この音はなんかマヌケだ。

ま、こんなの切実な問題ではない。腹の鳴る音、げっぷやオナラ。こういったものはちょい辛い。姿勢良くすると腹圧は上がるし、茶席は静かなだけに厳しいものがあるよなぁ。

時は戦国時代。佐倉を支配する豪族、千葉氏は殿様が宴席で放屁した家臣を叱ったが故に暗殺され、実質的に滅亡した。つまり国一つ滅ぶくらいの威力がある問題だ。

解決策はなかった事にする、くらいしか思い付かないなぁ。ガスピタンとかの薬を服用し、お稽古に向かう、なんて人もいるかもしんない。

尾篭な話で失礼。

でも、こういった音より、もっとヤな音がある。客の咳払い。これは最悪だ。