染井の水、他。

京への帰省の最終日。墓参。菩提寺寺之内にあるのだが今日庵や不審庵のめちゃめちゃ近くである事をいまさらながら気付く。

宗旦稲荷に行く。賽銭箱に「宗旦」って書いてあってなんかちょっと引いたが、茶の湯の上達を祈る。でもうちに菓子食いにはこないでね、って祈っといた。遠いしね。わかっちゃいたけど承天閣美術館はお休み。それにしても相国寺の立派さに驚く。

梨木神社に染井の水を汲みにいく。火気厳禁で野点はできず。
山の湧き水と違い、ぬるめ。なので生で飲んでもいまいちおいしく思えず。温度って大事だ。

ちなみに母は名水点の練習の時は御香宮神社の御香水だったらしい。京都は名水多いね。


時間があったので金閣寺に行く。夕方行くとぎんぎらまぶしい。
金森宗和好みの夕佳亭。三畳なのだが謎の間取り。

図の1は床。2は多分水屋だと思うのだが、3の側にも小間がある。
2側が勝手だと逆勝手になるし、客は床の前に座るしかない。
3側が勝手だと客は2の前に座る?ありえない。

ってことでどう座るか全く分からず。結局、客畳だと思える場所に炉が切ってあるのでわけがわからないのだ。

それはともかく手水鉢にお金を投げ込むのはどうなのよ?

足利義満金閣寺相国寺の持物。アニメの一休さん、と言うのはひょっとして臨済宗相国寺派臨済宗大徳寺派の禅問答バトルだったのか?とかどうでもいいことを考えてしまった。


で、東京へ戻る。

家に帰り、染井の水でお茶を点てる。すっきり、というか主張なし。逆に言うとストレートにお茶の味が出る。そういう意味では基準になる水なのかも。

ついでに熊本から持ち帰った吉田城御献上汲場の水で即席麺やら茶漬を作る。異常においしい。関係ないけどね。