趣味悠々 武者小路千家初釜1

NHK趣味悠々茶の湯 武者小路千家 千宗守 千宗屋 初釜を楽しむ」第1回。なんとしても息子さんをプッシュしたい、そんな暖かい父の気持ちが迫って来る様なタイトルです。


今回は大晦日から元旦にかけての武者小路千家家元行事の紹介。そのため、ゆく年くる年テイスト*1におごそかに話が進みます。


さて大福茶のシーン、照明がろうそくの灯だけ*2。その後の朝日を取り込むシーンとの対比の為にも暗さは必要だと思うのですが、さすがに画面が暗すぎ、なにがなにやらでした。

でも家元行事を撮影の都合で曲げなかったのはほんと偉いと思う。がんばった。


不徹斎さんが非常にラフに茶を喫していて、なんだかとてもカッコイイ。作法は熟知したその向こうにあるラフな態度、という奴でしょうか。こんな風になれたらどんなに素敵だろうか、と思いました。ちょっと笑点っぽいビビッドな緑の着物は真似しないですけれども。


山口智子さんがズカズカ歩く着物姿…は、ふつーにラフ、というかダメな感じ。なんでこんな歩き方してるテイクをOKにしたのか、演出意図が気になりました。

*1:ナレーターもゆく年くる年の人だと思うのでなおさら。ナレーターというのは印象上大事で、同じ映像に芥川隆行兼高かおるで声を入れると異国の風習紹介に、野沢那智白石冬美で声を入れると若宗匠山口智子さんの結婚式にみえちゃうでしょう、多分。

*2:バリー・リンドン