静嘉堂ふたたび

もっぺん静嘉堂に行く。

先週行けなかった妻と一緒に再訪。

で、ざっと見るのは前回やったので、そっちは妻に任せて、井戸茶碗「越後」だけをじっくりじっくり拝見。

適度な土はぜ。
見事な琵琶色の釉。
うっとりする梅華皮。
案外左右対称でない形。
くっきりした外側の箆目。
少し盛り上がった薄い色の目跡。

やっぱりすばらしい。でもちょっと茶溜りのキズみたいなへこみが気になるなぁ。

じーっと見てて気づいたんだが、繕いの後がなかったら、意外と安っぽく見えるかもしんない。釉が濃い色で、時代臭が薄いからかもしんない。

二度見た感想としては、岩崎さん、コレクションをあんまり愛玩した気配がない。買った。そんだけ。みたいな感じがする。