樂美術館 樂茶碗を焼く

夏に帰省すると美術館巡りは寂しい。そんな中で「夏休み向け展示」をやってくれる楽はありがたい。夏休みっつー事でルビ振りはしてあるが、別に手抜き無し。

長次郎の黒楽筒茶碗。長次郎と思えぬ艶黒。火事に遭って釉が融けてしまったのだとか。長次郎のかせた表面はさやに入れる手順が未開発だったがゆえの灰かぶりだと思っていたが、もしかすると単なる焼成不十分なのかも。

道入の筆洗形黒楽茶碗。頭蓋骨の様な不思議な形。

了入の(楽でできた)志野茶碗。桃山の豪放さのかけらもない。どーしてこんなの作ろうとしたのか謎。

二階では楽で使う道具の展示。ふいごは操作可。なかなかいい背筋のトレーニングになる。

にしても長次郎の勾当、観るの何回目になるのだろうか。