八畳間

自分の茶室を作りたい。茶人ならきっとそう思うと思う。
で、作るなら自分なりに拘った数寄の空間にしたい。そう思うんじゃないかな?

大正昭和の数寄者なら次々と趣味に走って茶室を作ったり、買って移設したりできたわけだけど、ふつーの人はそこまでは趣味には走れない。茶室って一つだけ、それも離れではなく自宅内併設。そんなのが普通ではないか?

さて、千家系の茶道教室(自宅型)をググってみる。いくつか稽古風景の写真を見る。ぱっと見、茶室の間取りは八畳。

私には八畳間が拘りの数寄の空間、なんてとても思えない。

広間と別に小間を作れるお金持ちはそれでいいのかもしれないけど、千家で先生を目指そう、という方々の中には七事式をやる為に涙を飲んで?唯一の茶室を八畳にした、なんて事がありそうな気がしているのだけれど、どんなもんだろうね?