ロールプレイングゲーム

20年以上前。大学の頃はヒマだけなら死ぬ程あった。

いやまぁ、社会人になってから、「あんだけ時間あったなら勉強しときゃ良かった」と思ったけど、アルザスの少年だってそう思ったんだから、今に始まった事でない反省よ。

そんな暇な中でロールプレイングゲーム、というものにハマっていた。

TVに向かって一人でやるドラクエ、とかではなく、皆でテーブルを囲んで行うD&Dとか、の方だ。

子供の頃やった、ごっこ遊び、の上級版。

ゲームマスターは、その日のプレイヤーを楽しませる冒険のシナリオを書く。プレイヤーを集める。場所を用意し、必要なものを準備する。

プレイヤーはそれぞれ、戦士、だとか、魔法使い、だとか、馬鹿、だとかの役割を演じる。

マスターはシナリオに沿ってプレイヤー達の体験すべき冒険を進行させる。
プレイヤーはマスターのシナリオに沿って、いろいろな事を試してみる。

プレイヤーは何をしてもいいが、何でもできるわけではない。
ゲームマスターは何でもできるが、何をしてもいいわけではない。

ゲームマスターとプレイヤーが協力してはじめて面白いセッションが出来上がる。

これって茶事の亭主が趣向とその準備をし、客を呼び、客と亭主で一座建立する感覚に似ているのではないか?

で、あれば。*1

私の経験で、ロールプレイングゲームのセッションを成功させる最大の努力を注ぐ点は、自分のシナリオの方向性に合わせ、どんなプレイヤー達に来て頂くか。その組み合わせ方だった。

だとすると。

茶事も趣向に合わせて、一座建立してくれそうな客選び、というのが大事という事になるのだろうか?あるいは客に合わせた趣向の用意、かもしれない。

*1:ロールプレイングゲーム華やかなりし頃は第二世代ロールプレイングゲームが、とか、マンチキンが、とかいろいろな理論もあった。これも茶事に適用できるかもねだ。