畠山記念館 日本の春 華やぎと侘び
今回はおめでたいもの揃え。食傷するほどおめでたい感じ。
光悦の赤楽"雪峯"。割れすぎ。こんな大割れの継ぎ茶碗が、なみなみお茶をたたえて出て来たら、はたして手に取って持ち上げる事ができるだろうか、不安。格好はいいけどな。
もう一つの光悦"李白"。きりっとした茶碗。こっちは割れてないが、見込みに傷があるように見える。
この2作が今回のメイン展示、なのだと思う。
でも、他のものの方が面白かったかもしんない。
広口釜の蓋。日本地図と桜の模様が鋳込んであって、取っ手も根本が桜、つまみが桜の枝模様。「日本全国桜模様」みたいな釜だった。
しかし、あんなでかい蓋、扱いたくねぇ。
真塗手桶形水指。つるんとして、美しくて、どう作ったのかもわかんねー。
今回一番心に残ったのはこれかなー。
日本の春は感じた。華やぎは感じた。侘びはどうだったかなー?って気もする。